秋の旅行と健康管理：快適な旅を楽しむためのポイント

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  監修薬剤師 久保田 潔

  作成日: 2024年10月4日

秋は気温が穏やかで、紅葉や美しい景色を楽しむのに最適な季節です。このコラムをお読みの方の中にも旅行を計画されている方がいらっしゃることでしょう。しかし、旅行中は普段の生活リズムが崩れやすく、体調を崩すことも少なくありません。そこで、秋の旅行を快適に楽しむための健康管理のポイントを紹介します。

旅行中の健康管理方法

十分な睡眠を確保する

旅行中は観光や移動で忙しく、睡眠時間が不足しがちです。しかし、十分な睡眠は体調を整えるために欠かせません。以下のポイントを意識して、質の良い睡眠を確保しましょう。

・規則正しい睡眠時間：できるだけ毎日同じ時間に寝起きするよう心がけましょう。

・快適な寝具：宿泊先の寝具が合わない場合は、自分の枕やアイマスク、耳栓を持参すると良いでしょう。

・リラックスする習慣：寝る前にリラックスできるルーティン（読書、ストレッチ、深呼吸など）を取り入れると、スムーズに眠りにつけます。

適度な運動を取り入れる

旅行中でも適度な運動を取り入れることで、体調を整えることができます。

・ウォーキング：観光地を歩いて回ることで、自然に運動ができます。歩きやすい靴を選び、無理のない範囲で楽しみましょう。

・ストレッチ：長時間の移動や観光で疲れた体をほぐすために、簡単なストレッチを取り入れると良いでしょう。特に足や腰のストレッチは効果的です。

持っていくと便利なアイテム

旅行中の健康管理をサポートするために、以下のアイテムを持参すると便利です。
このコラムの最後に旅行で携帯しておきたい薬をいくつかご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

・常備薬：普段から服用している薬や、頭痛薬、胃腸薬、風邪薬などの常備薬を持参しましょう。

・サプリメント：ビタミンやミネラルのサプリメントを持参することで、栄養バランスを補うことができます。

・手指消毒剤：手洗いができない場所では、手を清潔に保つための手指消毒剤が活躍します。

・マスク：衛生管理のために、マスクを持参し、必要に応じて使用しましょう。移動中ののどの乾燥も防いでくれます。

・水筒：水分補給のために、水筒を持参し、こまめに水を飲むよう心がけましょう。

急な体調不良に備える

旅行中に急な体調不良で病院を受診することがあるかもしれません。そのため、以下のものを携帯しておくと安心です。

・保険証：病院を受診する際に必要ですので、必ず持参しましょう。

・お薬手帳：普段服用している薬の情報を記載しておくことで、医師に正確な情報を伝えることができます。

旅行先での食事の選び方

旅行先での食事は楽しみの一つですが、健康を考慮した選び方も重要です。旅行中は外食が多くなりがちですが、バランスの良い食事を心がけることで、体調を維持することができます。

・地元の新鮮な食材を選ぶ：地元の新鮮な野菜や果物、魚介類を使った料理を選ぶことで、栄養価の高い食事を楽しむことができます。

・バランスの良いメニューを選ぶ：主食、主菜、副菜がバランス良く含まれたメニューを選びましょう。特に野菜を多く摂ることを意識すると良いです。

・過度なアルコール摂取を避ける：旅行中はアルコールを楽しむ機会も多いですが、過度な摂取は避け、適量を守るようにしましょう。

また、観光中は水分補給を忘れがちですが、こまめに水を飲むことが大切です。特に秋は乾燥しやすいので、意識して水分を摂りましょう。

まとめ

秋の旅行を快適に楽しむためには、健康管理が欠かせません。十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動を心がけることで、体調を整え、旅行を満喫することができます。
また、常備薬やサプリメント、手指消毒剤などのアイテムを持参することで、万全の準備を整えましょう。
さらに、保険証やお薬手帳を携帯しておくことで、急な体調不良にも対応できます。

旅行先での食事も健康を考慮した選び方をすることで、体調を崩さずに楽しい時間を過ごすことができます。
健康管理をしっかりと行い、素晴らしい秋の旅行を楽しんでください。

旅行の際に携帯しておくと安心な薬

眠気覚まし

時差ボケや長時間の移動で眠気が気になる場合に備えて、眠気覚ましの薬を持参すると便利です。長時間の運転をする際にも。
【第3類医薬品】新 オールP 内服液　はどこでも飲みやすいアンプル内服液タイプ、
【第3類医薬品】トメルミン　は口の中で溶けて水なしで飲めるタイプ、
【第3類医薬品】エスタロンモカ12　は水又はぬるま湯で服用する錠剤タイプです。

酔い止め

長時間の移動や船旅、バスツアーなどで酔いやすい人は、酔い止め薬を持参しましょう。
年齢に応じた医薬品を選んでご使用ください。
お薬以外の対策としては、飲み過ぎや食べ過ぎを避けることや、おしゃべりや景色を眺めて緊張をほぐすことなどがあります。

痛み止め

頭痛や筋肉痛、歯痛など、急な痛みに対応するために、痛み止め薬を持参しましょう。

下痢止め

旅行先での食事が合わずに下痢を起こすことがあります。下痢止め薬を持参しておくと安心です。
ここに挙げた医薬品はいずれも水なしで服用できます。

胃腸薬

食べ過ぎや飲み過ぎで胃腸の調子が悪くなった場合に備えて、胃腸薬を持参しましょう。

【第2類医薬品】キャベジンコーワα(18錠)　は食べ過ぎや飲み過ぎた時などに使用でき、胃の粘膜を修復し、胃の運動を促進してくれます。大きいサイズもありますが、携帯に便利な小さいサイズをこちらではご紹介します。
【第3類医薬品】太田胃散チュアブルNEO(18錠)　は水なしで飲めるタイプです。胃痛や胃もたれなど急な胃のトラブルに使えます。