お肌の乾燥対策
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監修薬剤師 久保田 潔
作成日: 2024年2月5日
空気が乾燥したり花粉が飛びやすい今の時期、乾燥から来る肌のトラブルに悩まれる方は少なくありません。
肌が乾燥するとかさかさするだけでなく、皮膚のバリア機能が十分働かないため外部からの刺激を受けやすくなるので、放置しないことが大切です。
そこで、今回はお肌の悩みを少しでも解決するための対策や医薬品をご紹介します。
肌荒れの原因
空気の乾燥
12月~3月頃までは空気が乾燥し、肌に負担がかかりやすい季節です。また、外の空気だけでなく室内もエアコンで乾燥することが多いです。
花粉
花粉と聞くと目のかゆみや鼻水を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、肌トラブルの原因となる場合もあります。目を掻いてしまって目の周囲が赤くなったり、鼻をかみすぎて鼻の周りが痛くなったことがある方も多いのではないでしょうか。擦ることで肌が乾燥してしまい、また肌が乾燥しているとますますトラブルが出やすくなるという悪循環になってしまいます。
花粉症でお悩みの方は、そちらをしっかり対策することで結果的にお肌の乾燥やトラブルを抑えられる場合もあります。
※花粉症による目鼻の症状に対するお薬は、こちらの記事で紹介しています。
日常生活での注意点や対策
加湿
エアコンを使用するとお部屋の空気がどうしても乾燥しがちです。タオルや洗濯物を室内に干したり、お湯を沸かしたりして湿度を上げると良いでしょう。
加湿器を使用するのも効果的です。加湿器にはスチーム式、気化式、超音波式などがあります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、お部屋の広さや作りで選んでみてください。
尚、筆者は一人暮らしをしている時、パスタ料理や鍋料理を作ってお部屋の加湿をしていました。小さい部屋でしたので、水道管や窓が結露して加湿されていることが実感できました。体も温まるので、お部屋で鍋料理をするのもお勧めです。
入浴
熱いお湯に長時間浸かったり、ボディタオルで肌を強く擦って洗ったりするとお風呂上りに肌が乾燥しやすくなります。お湯の温度は上げ過ぎず、体を洗う際はボディソープなどをしっかり泡立ててから使用するだけでも肌へのストレスは軽減されます。
それでも乾燥が気になる方は、保湿成分を含む入浴剤などを使用するのも良いでしょう。
医薬品のご紹介
塗り薬の使い方のポイント
肌に保湿のためのクリームなどを塗る際は強く擦りすぎないように気を付けましょう。特に痒みがあると擦って刷り込みたくなるかもしれませんが、強く擦ってしまうと肌の表面を傷めてしまうので注意が必要です。
入浴時はお湯や湯気で肌の水分量は増えますが、お風呂から出た後は急速に失われてしまいます。入浴後はなるべく早い段階で保湿するようにしましょう。
また、乾燥肌に使用される医薬品でよく使用されている成分を一部ご紹介します。選択の際の参考にしてみてください。
乾燥だけでなく肌の痒みも伴う場合は、痒み止めが含まれるものを選ばれることをお勧めします。
・ヘパリン類似物質:水分を保持する性質があり、保湿効果が期待できます。
・尿素:角質の水分保持量を増加させ、かさかさした箇所を潤します。刺激感があるので、皮むけや傷口などへの使用はお勧めできません。
・トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体):肌荒れの原因となる過酸化脂質の発生を防いだり、血行促進作用によりしもやけなどに使用されます。
・ジフェンヒドラミン:痒み止め成分。
痒み止めを含むもの
痒み止めを含まないもの
この記事を書いた人
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監修薬剤師 久保田 潔
神奈川県横浜市出身。
調剤薬局で11年間勤務したのち、楽天24 ヘルスケア館の薬剤師として勤務。無類の猫好きで、競技かるたはA級四段の腕前。